自分を不幸にする質問

f:id:piyo_yeah:20181202190633j:plain

 キャリアについて考えるとき、自分を相手にいろいろと質問することはよくあると思います。
将来を考える中で、悪循環に陥った質問がいくつかあったので、紹介したいと思います。

1、「将来つぶれない人になるためには?」

 ブログの記事でよくあるタイトルですよね。こういうものはつい気になって読んでしまうんですが、そもそも何が目的でこれを読もうとしたのでしょうか?
 僕の場合は「自分は大丈夫だという証拠が欲しい」「もし見つかったとしてもこれから対策するための参考にする」といったものが理由として挙がりました。

 ですが、それって正しいんでしょうか?
 こういう記事で注意すべきポイントは、先ず「否定されないことが難しい」ことです。
 この問い、大雑把すぎませんか?つぶれないってどういうことを言うんでしょうか。メンタルの問題でしょうか?それともスキル不足のことでしょうか?
 要は「問いが具体的ではない」んですよね。だから「問題にすべき状況」も色々でっちあげられるわけです。
 職がなくなることがダメなのか、職があっても昇進できなさそうなら全部ダメなのか、昇進しても期待できる成果が出せないとダメなのか。こういうのは全部「問題」になってしまいますよね。

 ということは、僕が2つ目の理由に挙げた「参考にして対策を打つ」という理由もあまり適切ではなさそうですよね。
 だって、そもそも「何が問題なのか」が明確ではないんですから。テキトーな目的に対して適切な対策がとれるなんてことは有り得ませんよね。

 そう考えると、このような質問は、そもそも問いとして不適切なんですよね。前進するための手助けになっていません。
 加えて僕が危惧するのは、このような質問で自分を追いつめてしまうことです。
 日本人の傾向としてよく語られるのが、まじめな人が多い、挑戦したがらない、保守的、などですよね。幸福度が低いという調査結果についても認知度が高まっていると思います。
 日本という国に、いま特に欠けているのは正しく楽天的に考えることではないでしょうか。
 
 大人になれば、色んなことが自由になるはずなんですよ。本来ならば。
 実際、多くの先駆者たちが道を示してくれています。ブロガーやYoutuberという昔は考えもしなかった職業が今や当たり前になっていますよね。
 その切っ掛けになるのは、詰まるところ自分が好きなこと、楽しいこと、を積み重ねてやっていった結果ではないかと思います。
 だからこそ、自分の本音の部分と向き合うことが求められるんじゃないでしょうか。自分を追いつめるのは逆効果なんです。自分に甘すぎる人よりも、自分に厳しすぎる人のほうが圧倒的に多いんですから、お仕着せの価値観に囚われずに、自分の本音を引き出せる質問をしてみてください。
 
長くなってしまったので今回はここで切りたいと思います。2番なんてなかったんや(笑)

最後まで読んでくれてありがとうございました!