駄文を量産しつづける4つの理由

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カンタンなタスクでも言い訳したくなる

 駄文を書くと決心してわずか11日目。早くも心理的抵抗がやってきた。
 本当に駄文を書いているだけなので、このブログもどきには30分ほどしか要しない。
 それでも「なんでこんなことやってるんだか」と思ってしまうわけだ。

 いまいちど思い出してみる。なぜこんなことを始めようとしたのか。
 まず、ぼくはアウトプットの類が苦手だ。ほとんどやらない。
 1つめの理由は、アウトプットの習慣化のための第一歩であること。
 Strength Finder の一位が「内省」であるぼくにとって、アウトプットというのは意識しないとできないことだ。
 だから、とびきり難易度が低いタスクを用意した。なんでもいいのだ。ただ書くだけだ。
 最悪、写真を1枚貼るだけでもいい。そう決めている。
 
 そして2つめの理由は、自己肯定感が低いからだ。
 人間に必要なのは根拠のない自信だという。根拠がある自信はカンタンに崩れてしまうから。
 だが、これまで根拠のない自信をもてなかった人間が一朝一夕でできるわけもない。
 根拠のない自信をもつための訓練も行うが、それと同時に根拠がある自信を持つための訓練も必要だと感じた。
 だから積み重ねするタイプの課題を用意した。
 
 3つめの理由は、考えて何かを書くことがぼくにとって比較的自然とできる、価値のある行為だと思ったからだ。
 Strength Finder の「内省」をのばすために、考える機会を強制的に設けたかった。
 
 4つめの理由は、何か課題を設けないと、自分がダメになっていくのを知っているから。
 特に夜。夜はダメだね。意志力なんて燃えカスほども残っていない。
 そもそも意志力なんてもので行動を変えようとするのも間違っているが、
 それにしても限度があるだろう、ってぐらい、夜のぼくは堕落グセがひどいのだ。

「なんでこんなことをやってるんだ」症候群

 ぼくの頭の中には「言い訳くん」や「自己批判くん」が暮らしている。
 ここまでカンタンなタスクなのに、「言い訳くん」は日々ぼくに主張してくるのだ。
 
 「なんでこんなくだらないことやってるんだ、お前のブログなんか誰も読んじゃいないし、
  ただの恥さらしじゃないのか、そもそも本当にくだらない記事が365個できたところで何になるんだ」
 などなど、言いたい放題である。
 
 何かを習慣化したいときには必ず、この「言い訳くん」は顔を出す。
 タスク管理について学んだとき、はじめに強調されたのは「計画する自分とやる自分は違う」ということだった。
 たとえば一日10分の勉強を課したとする。それだけでもやり切れる人のなんと少ないことか。
 正直ぼくも全然できない。だから理論武装して、仕組みを導入して、難易度を極限まで下げたのだ。
 
 さきほど4つの理由を挙げたが、始めたときは2つめの理由までしか考えていなかった。
 4つもやる理由があったことに、ぼくが一番驚いている。
 3つめ、4つめの理由についても、前々からなんとなく考えていたことではあったが、ここで顔を出すとは思っていなかった。

ネガティブな後押し

 最後にもう一つ理由を挙げてみる。
 「どうせ空いた時間にも大したことはやらない」という、諦めのような前向きさだ。
 しょうもないタスク以上に意味がある「やるべきこと」で、生活を満たそうとしてみたことがある。
 結果は惨敗だった。すぐ嫌気がさした。
 そのときも「言い訳くん」は大活躍で、「HEY YOU!なんでこんなことやってるんだい?!」と誘惑してきた。
 
 なのでもう少しレベルを下げることにした。いや、だいぶ下げてみた。
 そして、何かをやるときには理由が必要なんだっていうことも、そのときに実感した。
 ぼくは何かあるとすぐ「それ何の意味があるの?」と尋ねるペットを飼ってるので。ちなみに彼は「本質くん」だ。