情報収集と消化を分けてみることのメリット
何か調べるとき、ググって検索結果を適当に開いて・・・とするよりも、先ず情報源をリストにしたほうが良いよ、という話。
ざっと挙げてみたら4つもあったよ。あら、びっくり。
利点1:どの情報源を使うかを選べる
僕はキーワードをちょっと変えて2~3回検索することがよくある。1回に10ページだから、20~30ぐらいの情報源が出るわけだ。
このへんはテーマによっても変わってくるものかもしれないけど。
ググって出てきた情報っていうのは、自分の問題意識や知りたいことにドンピシャであることはほぼ無い。
だから、必然的に情報というのは、集めて選ぶ必要があるってこと。
情報を効率よく得るためには、目的意識が欠かせない。これが知りたいから、こういう感じのサイトを探そう、という。
集めて選ぶ工程を踏むと、情報収集の目的を意識する、いいきっかけにもなる。
利点2:情報を処理するにも、まとめるにも、リストは便利
考えをまとめるとき、人は自分の頭の中だけで考えることは殆どしない。
人間のアタマと言うのは料理の鍋みたいなもので、そこに食材が入ってなくては何もできない。
過去に入れた食材がアイデアとなって現れることはあるが、主な用途は料理なのだ。
そうなると、食材は手元に置いておくのが便利だ。
このサイトは見た、このサイトはよくわからんかった、こっちは内容が期待外れだ・・・といった処理結果は、結局メモしておいた方が、調理が早く進むのだ。
少なくとも、次にどんなサイトを読んでおけばいいか、が書いてあれば、あとはそこをクリックするだけでいい。
因みに、僕はEvernoteやOnedriveを使って情報源をメモしている。テキストファイルを使うなら、サクラエディタがオススメ。
また、情報を処理した上で、アウトプットのために情報源を抑えておきたい場合にも、リスト作成を支援してくれるツールは必須。
利点3:同じことでもう一度ググるのは、時間の無駄
あることについて調べた。ちゃんとメモを残した。でも、別のわからないことが出てきた。以前に読んだサイトはなんだっけ・・・という経験はないだろうか?
特に、殆ど知らないテーマについて調べているときは、この現象がよく起こる。
最初は、そのときわかる範囲だけ吸収して、他の情報は捨象しているものだ。その方が効率が良いのだから、それは仕方がない。
理解が深まると、そのときに流していたことを理解する必要が生じてくる。やっぱり情報というのは、一度見ただけで終わるものではないのだ。
最初は概要が知りたいものだし、次はやや細かいパーツを、その次は・・・と、繰り返すうちに細部まで理解できるようになる。
プログラミングの例で言えば、最初はコードの意味がわからないから「読み方」にフォーカスがあたるが、次は「書き方」を目的に同じサイトを見ることはよくある。
利点4:アタマを使う作業、使わない作業に分ける
情報収集と情報処理、この2つの行動がくっついていると、単純に面倒くさい。
人間のアタマは、起きている間にずっと全力をだせるわけではない。朝のスッキリアタマには難しい仕事をやらせるべきだし、仕事終わりで疲れてるときには簡単な仕事を用意してあげた い。
情報を収集するのは、疲れていてもそこまで苦ではない。場合によっては、音楽を聴きながらでも出来るだろう。
しかし、情報を処理して、アタマの中に理解を構築していくのは、けっこう大変だ。
要は、「疲れてるから、やる気でな~い」とか抜かす自分を追い込まずに、無駄なく時間を使うことが出来るのだ。
睡眠で情報が整理されているから、朝はアイデアが出てきやすい、というのは有名な話。ゴールデンタイムの自分には下らない作業をさせずに、怠け者の自分にまかせてしまおう。
おわりに
ブログを書くことを決意してから、こういったアタマの動きに対して敏感になってきた。
人間は所詮大差なくて、日々の積み重ねがえらい差を生み出すというのは、多くの成功者が語っている。
まだ自分はそれを実感するには至っていないが、そう言われるんならやってみるか、と思うことにして、まだ続けているところだ。
これに関しては以下の本がオススメ。読み物としても面白いんじゃないかな。
この具体的過ぎるコツの山。でも、これを全部出来たら超人と呼べるなって思えるぐらいには、強いインパクトがある。
- 作者: 堀正岳
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